【おすすめSF小説】『re〜シリーズ』全4部作まとめ
北条遥氏が描いた、SF小説「re〜シリーズ」の4部作をまとめてみました。
西暦2311年の未来から少年は何をしにやって来たのか。
過去が改変されると一体何が引き起こされるのか。
様々な嘘、目まぐるしく変わっていく視点。
あなたの矛盾を見抜く目が試される。
re〜シリーズまとめ
第1作 リライト
過去は変わらないはずだった。
1992年の夏、中学2年生の美雪は、 未来からやってきた保彦と出会う。
旧校舎崩壊事故に巻きこまれた彼 を救うため、10年後へ跳んで携帯 電話を持ち帰った。
そして2002年 の夏、思いがけず作家となった美雪は、その経験を題材にした一冊 の小説を上梓した。
彼と過ごした ひと夏、事故、時空を超える薬、 突然の別れ……。
しかしタイムリ ープ当日になっても10年前の自分 は現れない。
不審に思い調べてい くなかで、同級生の連続死など記 憶にない事実が起きていることに 気づく。
過去と現在の矛盾が生み 出した、残酷な夏の結末とは。
第2作 リビジョン
時間にだって、抗ってみせる。
1992年秋、家の女性に代々受け継がれる手鏡を使って、未来を視ることができる千秋霞。
彼女はある日、生まれたばかりのひとり息子ヤスヒコが一週間後に亡くなるビジョンを視てしまう。
霞は手鏡の能力を利用して、息子が死ぬという「未来」の改竄に挑むが……
我が子のために手段を選ばない母親の狂気と、絶対的な時間のルールが交錯する。
『リライト』から数カ月後の未来を揺るがす第2作。
第3作 リアクト
1992年、N中学校2年4組の美雪は、未来からきたという保彦と出会う。
ある小説を探して一夏を過ごした彼は、300年後へ帰ったはずだった。
そして1992年秋、西暦3000年からきたタイムパトロールの少女ホタルは、過去が見える能力者、坂口霞との遭遇をきっかけに岡部蛍の小説『リライト』に疑問を抱く。
作中で2年4組の同級会が開かれたという2002年に向かったホタルは、恐るべき夏の真実に近づいてゆく。
シリーズ第3弾。