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小説

超情報化社会の問題点 『know』【小説おすすめ】

超情報化対策として、人造の脳葉〈電子葉〉の移植が義務化された2081年の日本・京都。情報庁で働く官僚の御野・連レルは、情報素子のコードのなかに恩師であり現在は行方不明の研究者、道終・常イチが残した暗号を発見する。その“啓示"に誘われた先で待って…

【おすすめSF小説】『re〜シリーズ』全4部作まとめ

北条遥氏が描いた、SF小説「re〜シリーズ」の4部作をまとめてみました。西暦2311年の未来から少年は何をしにやって来たのか。過去が改変されると一体何が引き起こされるのか。様々な嘘、目まぐるしく変わっていく視点。あなたの矛盾を見抜く目が試され…

全ては彼の手のひらの上だった 『リライブ』【小説おすすめ】

未来へ跳んだ夏、過去を変えた秋、時に挑んだ冬。すべては君の、完璧な春のために。2013年春、転生し続ける女、国枝小霧(くにえださぎり)の結婚式に届いた一通の祝辞が、物語の真実を語り出す。未来から来た少年・保彦を救うため、 中学二年の美雪が時を超…

シリーズ第1作「リライト」は嘘だった。『リアクト』【小説おすすめ】

1992年、N中学校2年4組の美雪は、未来からきたという保彦と出会う。ある小説を探して一夏を過ごした彼は、300年後へ帰ったはずだった。そして1992年秋、西暦3000年からきたタイムパトロールの少女ホタルは、過去が見える能力者、坂口霞との遭遇をきっかけに…

未来を改変した先に起こる事とは『リビジョン』【小説おすすめ】

時間にだって、抗ってみせる。1992年秋、家の女性に代々受け継がれる手鏡を使って、未来を視ることができる千秋霞。彼女はある日、生まれたばかりのひとり息子ヤスヒコが一週間後に亡くなるビジョンを視てしまう。霞は手鏡の能力を利用して、息子が死ぬとい…

タイムパラドックスが生み出した、残酷な夏の結末。『リライト』【小説おすすめ】

過去は変わらないはずだった。1992年の夏、中学2年生の美雪は、 未来からやってきた保彦と出会う。旧校舎崩壊事故に巻きこまれた彼 を救うため、10年後へ跳んで携帯 電話を持ち帰った。そして2002年 の夏、思いがけず作家となった美雪は、その経験を題材にし…

消してみることで価値が生まれる『世界から猫が消えたなら』【小説おすすめ】

余命あとわずかと宣告された郵便配達員の彼は1日の命と引き換えに、大切なものを消していく。電話、映画、時計・・・大切なものが失われていく世界のなかで、彼は愛猫とともに、かつての恋人、親友、疎遠になってしまった父の思いに触れていく。そして最後…