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2016年に放送されたドラマのおすすめランキング

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2016年に放映されたドラマをランキングにしてみました。

新ドラマが出れば、その都度更新していきたいと思います。

他のランキングと変わらず基準は私の独断と偏見によるものですので、批判は受け付けません。

自分がおもしろいと思ったドラマがおすすめされている場合は、他のおすすめドラマもおもしろい可能性がありますので、参考にしていただけると幸いです。

2016年9月14日更新

第24位 怪盗 山猫


卑劣な手段で金儲けをする企業から大量の資金を盗み出し、同時に悪事を暴く、天才怪盗・山猫(亀梨和也)。彼は義賊なのか悪党なのか、謎に満ちた怪盗山猫の動向は、世の人々の注目を集める。ある晩、山猫は、善人面の顔の裏で振り込め詐欺を行う政治団体のオフィスからその悪事の証拠となるデータを盗み出そうとするが、魔王と呼ばれる謎の天才ハッカーに邪魔される。

山猫は、魔王の正体を知るために雑誌ライターの勝村(成宮寛貴)に接近。山猫は勝村から、魔王の正体が女子高生・真央(広瀬すず)だと聞き出す。真央は、ハッキングで顧客情報を盗み、個人情報を扱う会社の社長を務める父親に渡していた。山猫は真央の前に現れ、真央の父親の会社から金を盗むと宣言。しかし、その会社の金庫は、完璧なセキュリティシステムに守られていた。果たして、山猫は狙った金を盗み出せるのか!?彼の真実の目的とは!!

第23位 スペシャリスト

 宅間善人(草彅剛)は東京刑務所に収監されていた。京都府警在職中に殺人未遂罪で滋賀中央刑務所に入れられて以来、二度目の刑務所生活。一度目は冤罪であることが判明し、出所となったが…。

 事の始まりは10ヶ月前に遡る。京都府警『特別捜査係』の解散とともに警視庁にやってきた宅間。同時に、名前さえ付いていない“ある部署”に配属されることになる。「ボーダーレス化する凶悪犯罪に対応するため、縦割りの組織を越えて円滑に捜査、情報収集、分析をするチーム」という名目のその部署は、あらゆる犯罪データを記憶しているという宅間の能力を最大限に活かすための部署。そして発足後まもなく、刑事部総務課から我妻真里亜(夏菜)という女性刑事が転属してくる。

 京都府警の『特別捜査係』で数々の難事件を解決に導いてきた宅間の経歴に、明らかに不信感を抱く真里亜。そんな真里亜の戸惑いをよそに、この新設部署の生みの親である滝道博喜(吹越満)に命じられ、宅間と真里亜は名門家で起きた小説家刺殺事件の捜査に乗り出すことに…。

 内側から鍵がかけられた部屋で首を吊って自殺を図った新宮司直兎(金藤洋司)の背中にはナイフが! 自殺なのか他殺なのか、一見すると判然としない状況だったが、宅間は現場に到着するやいなや、“密室”“見立て”“ダイイングメッセージ”など、ミステリーの定番ネタとも言えるトリックを次々と見破っていく。

 飄々と的を射ない宅間の捜査に翻弄される真里亜だったが、事件は思わぬ方向へ。
 部屋の金庫から発見された生命保険証書の受取人欄には、妻の新宮司朱子石田ひかり)ではなく執事の君原兼文(井上順)の名が記されていた。この件は主人の自殺を知った君原による“他殺への偽装”だったのだ!
 君原には病気を抱えた娘がおり、治療のための金を必要としていた。保険金を受け取るために他殺を偽装したということだったが、宅間も真里亜もこの結末に納得ができない。
 裏付け捜査のために、現場にいたライターの横内幹也(遠山俊也)、弁護士の近藤竜行(松田賢二)に会った宅間らは、意外な事実を耳にすることに!
 ほどなくして、横内が自殺する! 一連の真犯人に気付いた宅間は、ある言葉を残し新宮司家へ。しかしその言葉が、宅間を再び“塀の中”へと戻らせることになってしまう。
 宅間の窮地を知った『特別捜査係』の元メンバー・姉小路千波(南果歩)らは、あることを調べ始める…!

第22位 臨床犯罪学者 火村英生の推理



英都大学の准教授・火村英生(斎藤工)は、警察の依頼を受けて殺人事件の捜査協力をする犯罪学者。彼は「人を殺したいと思ったことがある」と公言し、究極の犯罪を追い求める。心に闇を抱える火村を見守りサポートするのは、友人の推理作家・有栖川有栖窪田正孝)。火村は有栖をパートナーに、数々の事件を解決してきた。
火村は、若い女性2人が殺害された連続通り魔事件の捜査に関わっていた。2人の口の中には、解読できない謎のメッセージが書かれた紙切れが残されていた。事件が起こったのは、2週連続で火曜日の夜。火村は、3週目の火曜日の夜に第三の殺人が起こるのではないかと考えていた。

火村の予想通り、3週目の火曜日の夜に同じ手口の殺人が発生。火村と有栖は、現場へ駆け付ける。被害者はまたしても若い女性で前の2件と同じく、背中から鋭利な刃物による刺殺。被害者の口の中には、犯人からのメッセージらしき紙切れがあり、そこには「NIGHT PROWLER」(ナイトプローラー)と書かれていた。“ナイトプローラー”とは、「絶叫城」という人気テレビゲームのキャラクターと判明。犯人には「絶叫城」の知識があると考えられた。火村は、「絶叫城」を制作したゲーム会社を訪ね、ゲーム制作に関わった人間を探る。
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次の火曜日まであと3日となった晩に、第四の殺人が起こってしまう。被害者は、フリーライターの雪枝(入山法子)。殺害の手口は前の3件と同じで、口の中に残された紙切れには“GAME OVER”と書かれていた。「絶叫城」も、4人が死ぬとゲームオーバーというストーリー。一連の犯行は「絶叫城」に従って行われ、これが最後の犯行ではないかと思われた。
しかし、火村は「この事件は、これまでの3件と違う」と断言し…。

第21位 ヒガンバナ~警視庁捜査七課~


東京オリンピックの新競技場の起工式が行われ、海外からの視察団が豪華客船で会場予定地を視察することになり、刑事部長の神藤(佐野史郎)と捜査一課長の北条(平山浩行)は、警備部の応援で一課全員による厳重警備を指示。一課の雪乃(檀れい)はあるストーカー被害事件の捜査を申し出るが、北条から即却下されてしまう。

しかし、神藤と捜査七課長のすみれ(大地真央)、視察団を乗せた豪華客船が無事出航した直後、雪乃が捜査しようとしていたストーカー事件の被害者・千鶴(関めぐみ)が遺体で発見される。


すぐに現場に向かう雪乃だが、突然目の前に現れた渚(堀北真希)が現場でヘッドフォンを外した直後、“ある言葉”を言い残して意識を失ってしまった。

そんな中、千鶴の“殺害予告”の動画があることが判明。しかも、同一人物の手で視察団が乗る豪華客船の爆破予告動画がアップされていたのだ!タイムリミットは4時間半…!

雪乃は渚たち捜査七課=通称“ヒガンバナ”に派遣され、彼女たちと共にストーカー殺人事件の捜査にあたることになるが、七課のメンバーはクセ者揃いで面食らう雪乃。

さらに渚の前には胡散臭いジャーナリスト・謙人(DAIGO)が現れ、「一目ぼれしちゃった」と近づいてきて…!?

捜査が進むにつれ、事件当日、千鶴に会っていたという高校時代の同級生・綾香(小野ゆり子)、千鶴が仕事で取材中だった妊婦・珠美(ともさかりえ)と夫の新之助山中崇)、フリーターの大山(矢本悠馬)など様々な容疑者が捜査線上に浮かんでくる…!

果たして渚たちは殺人犯を突き止め、豪華客船の爆破を止めることができるのか!?

第20位 お迎えデス。



理系大学生の堤円(福士蒼汰)は、高校時代の同級生・千里(門脇麦)の訃報を聞き、通夜に行く。その帰り道、円は不思議な光景を目にする。ウサギの着ぐるみを着た人物と、初老の男・陽造(伊東四朗)が取っ組み合いをしているのだ。

非科学的なことをまったく信じない円は、何事もないかのように通り過ぎようとする。すると、円はウサギに声を掛けられる。ウサギの中身は、死神のナベシマ(鈴木亮平)。彼は、ゆずこ(濱田ここね)という少女を連れていた。ナベシマは円に、自分の仕事を手伝ってほしいと頼む。しかし、円はナベシマたちを幻覚と決めつけ、無視することに。

円が家に帰ると、ナベシマとゆずこが待っていた。円はいつの間にか、霊や死神が見える能力を身に着けていたのだった。ナベシマは円に、この世にさまよっている霊をあの世に送り届けることが自分の仕事だと説明。円は、ナベシマとゆずこにつきまとわれるように。

円がナベシマとゆずこを連れて歩いていると、円と同じ大学に通う幸(土屋太鳳)が現れる。霊が見える能力を持つ幸は、ナベシマの仕事を手伝っていた。ナベシマは円と幸に「これからコンビを組んでもらう」と一方的に宣言。円は幸に連れられて、仕事を手伝わされることになってしまう。

成仏させるターゲットは、ウサギと取っ組み合いをしていた陽造だった。玲子は恋人の正道(矢柴俊博)と結婚するつもりだったが、陽造が大反対。陽造は、娘の玲子(菅野美穂)のことで死んでも死に切れないという。正道はフリーターで、陽造としては安心して娘を任せられる相手ではなかった。しかも玲子が妊娠していると聞き、陽造は激怒。玲子は反発し、二人は音信不通に。その後まもなく、陽造は突然倒れ、死んでしまったのだった。

玲子と正道を別れさせたいという陽造の願いを聞き、玲子の家を訪ねると言い出す幸。円と幸は、玲子に会いに行くが…。

第19位 グッドパートナー

 とある朝、お洒落なセレクトショップを物色するひとりの男――咲坂健人(竹野内 豊)は『神宮寺法律事務所』の敏腕パートナー弁護士。彼は出勤前の時間を使い、顧問先企業の社長へのプレゼントを選んでいた。
 その頃、『神宮寺法律事務所』には新人弁護士の熱海優作(賀来賢人)が着任。ボスである神宮寺一彦(國村 隼)から、教育担当となる弁護士を告げられていた。
『神宮寺法律事務所』には咲坂のほかに、夏目佳恵(松雪泰子)、猫田純一(杉本哲太)というふたりのパートナー弁護士と、それぞれ彼らについているアソシエイト弁護士の赤星 元(山崎育三郎)と城ノ内麻里(馬場園 梓)、そしてパラリーガルの九十九 治(大倉孝二)らという存在が。熱海は咲坂のもとで弁護士としての実践業務を学んでいくこととなるが、出勤した咲坂はどこか不満そうな態度をとるのだった。
 そんな咲坂に、マミーデザインという会社の社長・重国夕子から著作権侵害訴訟の弁護依頼が舞い込む。広告代理店最大手の帝都広告からの発注で、ある清涼飲料水のキャラクターデザインを作成したものの、スポンサーのイメージに合わないという理由でデザインはボツに。数カ月後、別件で依頼のあった地方の町おこしイベントのキャラクターにそのデザインを使用したところ、帝都広告から著作権侵害で訴えられたという。
 損害賠償金として一億円を請求されたと語る重国。両社の間には正式な発注書が交わされており、その書面上には「キャラクターデザインの著作権は帝都広告に譲渡する」という旨の文章が記載されていた…。
 圧倒的不利な状況ではあるものの、帝都広告の代理人である『岬&マッキンリー法律事務所』の顧問弁護士の不誠実な態度に咲坂は、神宮寺に「マミーデザインにはビタ一文払わせません!」と全面的に争うことを宣言。『岬&マッキンリー法律事務所』を目の敵にしている神宮寺は、佳恵と猫田に咲坂をサポートするよう指示し、総力戦で絶対に勝利をモノにするよう命じる!

 帝都広告からの訴状に目を通した佳恵と猫田は「勝ち目なし」と口を揃える。「俺は降りる」とサポートを放棄した猫田に対し、佳恵は継続を表明。だが咲坂が密かに考案していた反撃作戦を聞いた佳恵は、そのあまりに無謀な案に絶句する…!

第18位 お義父さんと呼ばせて


大道寺保(遠藤憲一)は中堅の専門商社に勤める51歳。仕事熱心な営業マンで、その誠実さから“土下座の大道寺”の異名を持つ。ある日、取引先との交渉でホテルを訪れた保は、結婚式を挙げたばかりの幸せそうなカップルを見て一念発起、システムエンジニアで28歳年下の恋人・花澤美蘭(蓮佛美沙子)との結婚を決意し、プロポーズする。

その頃、大手総合商社に勤めるエリートビジネスマンの花澤紀一郎(渡部篤郎)は、妻の静香(和久井映見)から、娘の美蘭に恋人がいることを聞き、胸がザワついていた。しかも、近々その男が家に来るという。もちろん、娘の恋人が自分と同じ51歳だとは知る由もなく、美蘭のことを「相当なダメ男好き」「案外遊んでる」と話す次女の真理乃(新川優愛)や長男の葉理男(中村倫也)の言葉に、紀一郎の不安は募るばかり。さらに、本人たちがすでに結婚を決めていると知り、カッとなった紀一郎は思わず美蘭の頬を叩いてしまう。

険悪なムードが漂う中、迎えた顔合わせ当日、現れたのは老人ホームで暮らしていた紀一郎の父・昭栄(品川徹)だった。色恋沙汰を起こしてホームを追い出された昭栄は、しばらく花澤家に居候するという。そこへ、美蘭が保を連れて帰ってきた。相手の男が26歳だと聞いていた紀一郎は、明らかに自分と同世代の保を見て愕然!一方の保も、以前雑誌で見かけた、いけ好かない男がまさか美蘭の父親だったとは……と驚きを隠せない。

そんな恋人と父親の反応をよそに、2人の馴れ初めを家族に聞かせる美蘭。しかし、同い年で同じ商社マンでありながら、生き方も考え方もまるで違う保と紀一郎が相容れるはずもなく、紀一郎は2人の結婚に猛反対。ついには、何とか理解してもらおうと頭を下げる保を「バカじゃないの」とあしらい、辛辣な言葉を浴びせる。すると、日頃からちょいワル親父を気取る父親に嫌悪感を抱いていた美蘭も猛反発。激しい言い争いの末に家を飛び出すが、保に諭され、仕方なくその日は家に帰る

花澤家では、娘の帰宅に内心ホッとする紀一郎に、静香から一通の手紙が渡される。「おとうさんへ」と書かれたその手紙には、これまでの楽しい家族の思い出と、美蘭から紀一郎に宛てた感謝の言葉が美しい文字で綴られていた。美蘭の本音を知り、感動する紀一郎だったが、それも束の間、最後まで読むと、それが保の書いた手紙だと判明!怒りに震える紀一郎は、「この先、何があってもあの男との交際は認めん!」と宣言する。

第17位 早子先生、結婚するって本当ですか?


立木早子(松下奈緒)は、34歳独身の小学校教師。東京郊外にある平和町小学校で1年1組の担任を務めている。豆腐店を営んでいる実家で、真面目な父・辰志(尾藤イサオ)、楽天家の母・尚子(松坂慶子)と3人暮らしだ。

マイペースでサバサバした性格の早子は、子どもたちから慕われ、同僚教師の久我山ミカ(貫地谷しほり)、成増梅子(佐藤仁美)、千駄木廉太郎(八嶋智人)らとも良好な関係を築き、教師として充実した日々を送っている。ミカ、梅子、廉太郎はいずれも独身で、中でもミカは結婚願望が強く、合コンにも積極的に参加しているらしいが、何故それほど結婚したいのか踏み込んだ質問はしたことがなかった。とはいえ、実は早子自身も、何気ない日常の中でふと寂しさを感じることもあった。

そんなある日、思わぬ騒動が起きる。辰志が倒れ、病院に運ばれたのだ。幸い命に別状はなかったものの、この機会に店を畳んではどうかと両親に提案しようと考える早子。その矢先、早子は、居間の引き出しにお見合い写真が隠してあるのを発見して…。

第16位 いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう


幼いころに女手ひとつで育ててくれた母を亡くした杉原音(有村架純)は、育ての親である林田雅彦(柄本明)・知恵(大谷直子)夫妻のもと、北海道のさびれた町で暮らしていた。雅彦は音を家政婦扱いし、寝たきりになった知恵は音の介護がなければ暮らせない状態だった。音は、「あきらめること」を教え込まれてきたため、そんな状況をただただ受け入れて生きていた。

曽田練(高良健吾)は東京の運送会社で引っ越しの仕事に就いていた。福島で、農業に従事する祖父・健二(田中泯)に育てられた練は、人を疑うことを知らない。健二がだまし取られた畑を買い戻すために上京した練は、運送会社の先輩たちからひどくこき使われ、毎日へとへとになるまで働いていた。給料は安く、貯金などできないまま、古ぼけたアパートで苦しい生活を送っている。そんな練には日向木穂子(高畑充希)という恋人がいた。練のアパートに日常的に泊まっている木穂子は、何かとだまされがちで借金を作ってしまう練に金の工面もしていた。練は、困惑しながらもそれを拒絶することができない。

ある日、練は、悪友の中條晴太(坂口健太郎)が、旅先の北海道で拾ったというカバンの中から古ぼけた手紙を見つける。「音へ」と書かれたその手紙を読んだ練は、これは絶対に持ち主に返さなければならないと強く感じ、会社のトラックを飛ばして北海道へと向かう…。

第15位 ラヴソング



神代広平(福山雅治)はプロのミュージシャンだったが、今は別の仕事をしている。独身で定住はせず、持ち前のルックスを活かして女性の家を転々とする生活。この日も、そろそろ潮時と感じた女性に別れを告げ、少ない荷物とギターケースを担いで出て行った。
佐野さくら(藤原さくら)は、大型車販売店の整備工場で整備補助として働いている。吃音を出さないようにするため、返事もろくにせず、上司の滝川文雄(木下ほうか)に、いつも注意されていた。さくらへの注意を終えた滝川が、先生と呼んで挨拶したのが神代。神代は企業カウンセラーとしてこの会社に週2日で勤務していた。

仕事を終えた神代はライヴハウス『S』へ。オーナーの笹裕司(宇崎竜童)には、神代が女性と別れただろうと即座に見抜かれてしまう。神代は当面の宿を笹に頼むが、うちはダメだと断られてしまう。神代の以前の仲間たちも、みんな結婚しているので頼りにくい。笹はまた宍戸夏希(水野美紀)に頼めば良いと神代に促す。夏希に頼むのは気がひける様子の神代はマンガ喫茶に一夜の宿を求める。しかし、どうにも居心地が悪い。仕方なく、夏希の家に転がり込むことになった。

そんなある日、さくらは職場でミスをしてしまう。仕事仲間とのコミュニケーション不足を案じる滝川は、さくらを神代に診てもらうことに。神代は人と話すのが苦手そうなさくらに優しく対応する。

第14位 私 結婚できないんじゃなくて、しないんです



とある高校の同窓会で、一際注目を集める美女・橘みやび(中谷美紀)39歳。青山で美容皮フ科クリニックを営む開業医。美しさも社会的地位も手にした一流の女。高校時代から高嶺の花だったみやびに群がる同級生たち。だが、みやびが「独身」で「彼氏もいない」と知ると、場の空気は一変。口々に励まされてしまう。

その夜、みやびは独身女友達とのグルメ女子会へ。完全紹介制の和風割烹「とくら」で、同窓会で会った男を酒の肴に言いたい放題。こだわりの料理もそっちのけでお喋りに夢中になるみやびたちに、ついに憤りが限界に達した店主・十倉誠司(藤木直人)が口を開いた。丹精な顔からマシンガンのように繰り出される毒舌の数々。
「結婚できない女の典型だ!」
最後の一撃とばかりにぶつけられたその言葉に、みやびは宣言する。
「結婚?別にしようと思えばできるけど? 落として見せます必ず!」

とは言ったものの、考えてみれば知人は既婚者ばかり。クリニックのナースたちは、ランチをデリバリーにくるカフェ店員・諒太郎(瀬戸康史)がお気に入りだが、年下は恋愛対象外。すでに意識高く婚活中のナース・梨花大政絢)に叱咤され、みやびはついに結婚相談所へ足を運ぶ。だがそこには厳しい現実が待っていた。

そんな折、同級生の池田(音尾琢真)と食事をしたみやびは、高校時代に片思いをしていた同級生・桜井(徳井義実)と再会する。仕事で輝き、価値観も似ていて、しかも独身。胸の高鳴りを感じるみやび。娘の幸せを気にかける母・昭子(夏木マリ)からも背中を押され、勇気を出して桜井と2人で会う約束をとりつける。恋愛教本を読みこみ、愛され女子に完全武装完了。
十倉が横目で観察する中、みやびは全力で桜井を落としにかかるが…!?

第13位 スミカスミレ 45歳若返った女


 家業の手伝いや、祖父と両親の介護に追われ、恋愛や大学生活といった青春を一切経験することなく、65歳になった独身の如月澄(松坂慶子)。長年介護した母を亡くし、天涯孤独の身となった彼女は、遺影の写真を探すため納戸へ。黒猫とカキツバタの絵が描かれた古い屏風にうっかり指を引っかけ、血で屏風を汚してしまう。ところが、血はなぜかみるみるうちに屏風へと吸い込まれ、跡形もなく消えてしまった! 不思議に思いながらも、澄は納戸を後に。アルバムを見ながら、青春とは程遠かった昔を思い出し、後悔の念を抱く。
 と、その時だ! いきなり謎の男が現れた。その正体は黎(及川光博)――カキツバタの屏風から飛び出し、人に姿を変えた黒猫だった! どうやら、先ほど降りかかった澄の血が、黎を屏風の中に縛り付けていた“封印”を解いたらしい…。訳が分からず、動揺する澄。そんな中、黎に望みを聞かれた彼女は、突き動かされるように「人生をやり直したい」と答えるのだが…。
 さらに信じられないことが起こる。目覚めた澄は黎の術によって、なんと20歳の姿になっていたのだ! この日を境に、彼女は自分を「主」と呼んでかしずく黎に言われるまま、如月すみれ(桐谷美玲)と名乗って憧れの大学へ通うことに。自分の姿と新しい生活に戸惑い、時に恐怖にも似た不安を感じながらも、青春をやり直そうとする。そんな折、すみれはキャンパスで見覚えのある男子学生と再会する。その人はすみれが65歳の姿だった頃、バスの中で親切にしてくれた真白勇征(町田啓太)で…!

第12位 ナオミとカナコ



 大学時代からの親友、小田直美(広末涼子)と服部加奈子(内田有紀)は、半年ぶりに再会した。加奈子の瀟洒なマンションに招かれた直美は、お互いの自宅が近くなったことを喜んだ。そこには、加奈子の夫で、エリート銀行マンの服部達郎(佐藤隆太)がいて、遅れて達郎の姉の服部陽子(吉田羊)もやってきた。食後、直美と加奈子はデザートの用意をしにキッチンに立つ。その時、直美が笑って加奈子の腕を軽く叩くと、加奈子は飛び上がるほど痛がった。さらに、加奈子は洋ナシを見て固まり、額に脂汗を浮かべた。感情が欠落したようなその表情に、直美は得も言われぬ違和感を覚える。

 そんな折、直美が勤める葵百貨店の外商部が、華僑の大物を招いての商談会を開催。会場には、腕時計、宝飾品、美術品など、高級品が揃えられた。課長の内藤伸吾(宮川一朗太)から、客は10人程度だと聞いていた直美だったが、実際は大人数の華僑が押し寄せ、会場は大混乱。そんな中、200万円超の腕時計が紛失するという事件が起こった。直美は、その腕時計を勝手にはめていた女性(高畑淳子)に思い至る。
 一方、専業主婦の加奈子は、深夜、帰宅した達郎を玄関で迎えた。酔った達郎は、いきなり加奈子に抱きつくと、強引にキスをして体を求めてくる。思わず後ずさりした加奈子に、嫌なのか、と憤った達郎は顔色を変える。翌日、加奈子を見た直美は凍り付く。加奈子の顔は腫れ上がり、どす黒いアザが浮かんでいたのだ。

第11位 火の粉



 東京地裁の法廷。被告人席に立つ武内真伍(ユースケ・サンタマリア)。武内は一家3人殺害事件の被疑者として裁判にかけられた。凶悪な事件、有罪になれば死刑は免れない。しかし、武内に下された判決は――――『無罪』だった。

 それから2年、閑静な住宅街へと引っ越してきた武内。その庭で、隣に住む梶間雪見(優香)と出会う。満面の笑顔で雪見に挨拶をする武内。しかし雪見は、何とも言えない違和感を抱く。雪見が暮らす梶間家は、義理の父母・勲(伊武雅刀)と尋恵(朝加真由美)、夫の俊郎(大倉孝二)と娘・まどか(庄野凛)、そして尋恵が介護している勲の母の6人暮らし。俊郎が失業中ということを除けば、ごく平凡な一家。しかし、この梶間家と武内との間には、深い因縁があった。引っ越してきた夜。武内は梶間家に挨拶に向かう。「お近づきのしるしに」と、肉に蕎麦に果物と、過剰ともいえる手土産を渡す武内。心からの笑顔を向ける武内だったが、雪見や尋恵は、あっけにとられてしまう。そこへ、仕事を終えた勲が帰宅する。お互いの顔を見つめたまま固まる武内と勲。実は勲こそが、武内に無罪判決を言い渡した当時の裁判長。武内にとっては、感謝してもしきれない命の恩人だった。

 その日から武内は、親しげに梶間家へ出入りするようになる。尋恵や俊郎はすぐに心を開くが、雪見は武内に得体のしれない恐怖を感じる。そんな雪見の前に、新聞記者と名乗る謎の男(佐藤隆太)が現れる。「武内は無罪なんかじゃない。あなたの義父は間違いを犯した!」その言葉に、雪見は絶句する。
 そして武内は、義母の介護に追われる尋恵に、救いの手を差し伸べる――――。

第10位 重版出来!

 柔道一筋で元五輪代表候補だった主人公・黒沢心(黒木華)は、新卒で大手出版社・興都館(こうとかん)に入社。コミック誌「週刊バイブス」編集部に配属された。
待ち受けていたのは個性的な編集部の面々。
心は、先輩編集者・五百旗頭(オダギリジョー)のもとで編集のイロハを学ぶ。
連載担当漫画家との打ち合わせ、新人漫画家の発掘、担当漫画の単行本の部数決定会議、重版出来(じゅうはんしゅったい)させるための地道な活動を目にすることで、この世界に魅せられていく。
「私も重版出来させたい!」
意気込む心だが、出版業界の現実は決して甘くない。電子書籍化が進み、紙が売れない今の時代。部数が低下すれば廃刊に追い込まれるし、単行本は3巻までに火をつけなければ厳しいと言われている。
ときに時代に取り残された漫画家の再起を考え、営業担当と共に一冊の漫画を売るための秘策を考える。それでも編集部に襲い掛かる難題の数々。
看板漫画家の突然の引退宣言、そしてライバル誌「エンペラー」からの引き抜き話。
そんな逆境を乗り越えて心ら編集部は、全てをかけて青年誌1位を目指す!

第9位  ゆとりですがなにか



食品会社みんみんホールディングスに勤める坂間正和(岡田将生)は、“ゆとり第一世代”と呼ばれる29歳。上司からあきれられるほどマイペースな彼も、30歳を前に悩みが増える毎日。入社2年目の後輩・山岸(太賀)は“ゆとり”の正和にも理解できないようなマイペースさで、正和は振り回されてばかり。さらに、成績不振で本社勤務から居酒屋チェーン『鳥の民』へ出向を命じられて、正和のストレスはたまる一方。

そんな時、正和は、”レンタルおじさん”麻生厳(吉田鋼太郎)への相談をきっかけに、小学校の教師・山路一豊(松坂桃李)と出会う。二人は、同い年の“ゆとり”だった。『鳥の民』高円寺店で店長として働き始めた正和は、慣れない仕事で失敗ばかりで年上のバイトから「頼むからなにもしないでくれ!」と言われる始末。さらに店舗調査をしに正和の店にやって来た、同期でエリアマネージャーの宮下茜(安藤サクラ)にも叱られ…。

さんざんな目に遭った正和が店を閉めて帰ろうとすると、同僚の教師と来店していた山路が待っていて、二人で飲みに行くことに。“ゆとり”と揶揄されながら、上の世代と下の世代の板挟みになっている悩みをお互いに打ち明けて意気投合する二人。そこに、「おっぱいいかがっすかー?」と客引き・道上まりぶ(柳楽優弥)が現れ…。

第8位 不機嫌な果実 おすすめ!!



 結婚して5年、水越麻也子(栗山千明)は夫の航一(稲垣吾郎)からまったく相手にされなくなり、職場でも冷遇を受ける日々…。「私は損をしてるんじゃないだろうか?」、「本当に私はついてない」、「夫選びを間違えたのかもしれない」――そんな鬱屈した思いを、ことあるごとに抱いていた。そんなある日、誕生日を迎えた麻也子は、航一から珍しく食事に誘われる。久々に夫の優しさに触れ、喜びがこみ上げる麻也子。だが悲しいかな、一寸先は闇…。航一が連れて行った先は、なんと彼の実家だった! あろうことか、反りが合わない姑・綾子(萬田久子)をまじえた誕生会という、地獄のようなオチが待っていたのだ。

 しかも、悪いことは続くもので…。数日と経たないうちに、麻也子は自分では“キープ”していたつもりだった弁護士・南田典雄から、若い女との結婚報告を受けるハメに! 微塵たりとも予想していなかった屈辱的な展開に呆然としながら、麻也子は確信する。

「間違いない。私はやっぱり、ものすごく損をしたのだ…」

 そんな時、麻也子の大学時代の友人・竹田久美(高梨臨)が離婚で手にした慰謝料をつぎ込み、ワインバーを開店。同じく友人の遠山玲子(橋本マナミ)と一緒に来店した麻也子は、開店祝いの花の中に懐かしい名前を発見する。その名は野村健吾(成宮寛貴)――麻也子が独身時代に不倫をしていた敏腕広告マンだった! もちろん野村とはもう何年も接点がなく、玲子から「連絡してみたら?」とけしかけられた麻也子は苦笑いする。だが、内心ではまんざらでもなく…。

 その矢先、麻也子は思わぬハプニングに見舞われる。店内でピアノ演奏をしていた工藤通彦(市原隼人)に、うっかり赤ワインをひっかけてしまったのだ。麻也子が慌てて差し出したクリーニング代も受け取らず、穏やかにその場を去っていく通彦。それはほんの一瞬の出来事…だが、2人はこの時、まだ知る由もなかった。この出会いがやがて、2人の人生を大きく変えることになろうとは――。

第7位 家族ノカタチ おすすめ!!



 ある日――
それは文具メーカーに勤める39歳独身・永里大介(香取慎吾)にとって、待ちわびた日だった。長年の努力が結実し、遂に念願のマンションを購入したのだ。業者との荷物の運搬作業中に、空から1枚の女性用ガードルが降ってくる。上方を見上げると、5階のベランダから覗き込む女性の影が。大介はすぐに彼女の部屋まで届けに行くが、乱暴にガードルをひったくられ、ドアが閉ざされる。これが大介と、商社OL32歳独身・熊谷葉菜子(上野樹里)との出会いであった。「なんだ、あのガードル女」……。
 翌朝――
大介の勤め先に、担当する自社製品関連のクレーム電話が掛かってくる。相手は社内でも有名な「クレーマーハナコ」と呼ばれる女性だ。過去に幾度も【僭越ながら、一言】というセリフで始まるクレームメールを受けている大介は、うんざりしながら電話を取り次ぐが、すでに通話は途切れていた。
仕事が終わると、この日も大介は同僚との飲み会を断り、一人黙々とトレーニングだ。ランニングマシン、ベンチプレスなどなど、次々とメニューをこなし、帰りがけにはビアバーで大好きなビールを嗜むという、誰にも邪魔されない至福の時間。しかしそれも束の間、事件が発生する。購入したばかりのマンションに帰ると、周囲は消防車で封鎖され、ざわめく野次馬の人だかりが。その中にガードル女・葉菜子の姿を発見する。「あたしの部屋かも」と心配する葉菜子に、大介は説教めいた対応をするが、実は出火の原因は大介の住む407号室だった。そして消防士に囲まれて出てきた犯人は、まさかの「……オヤジ!?」。
信じられない事に、この何年も顔すら合わせていなかった大介の父親・永里陽三(西田敏行)が、突然田舎から出てきて、管理人から鍵を拝借し勝手に部屋に入り、挙句の果てにベランダで火事と間違えられるような燻製作りを楽しんでいたのだ。しかも、よくよく話を聞けば、陽三は自分の知らぬ間に再婚をした挙句、その相手に逃げられたらしく、新しく出来てしまった13歳の義理の息子まで連れてきていた……。
――こうして突然、大介の平穏は崩れ去り、男3人マンション共同生活が始まった。
“1人になれない”環境の中で困惑する大介は、無事に安住を取り戻す事ができるのか――。

第6位 わたしを離さないで  おすすめ!!


手術台の男性を見つめる女性・保科恭子(綾瀬はるか)。
その表情は、感情が抜け落ち、全てを諦めているかの様に見える。彼女にはとある使命があった。その使命とは…

20年前、山の中にある陽光学苑で生活していた恭子(子ども時代・鈴木梨央)。この学苑では子どもたちが寄宿舎で生活を共にし、教育を受けていた。ある時、恭子は同級生の土井友彦(子ども時代・中川翼/大人時代・三浦春馬)が男子たちからからかわれ、かんしゃくを起こしているところを見つける。女子のリーダー・酒井美和(子ども時代・瑞城さくら/大人時代・水川あさみ)には「放っておけば?」と言われるが思わず駆け寄る恭子。友彦のかんしゃくは治まらず、恭子を突き飛ばして女子たちの顰蹙をかってしまう。

ある日、学苑に新しい教師・堀江龍子(伊藤歩)が赴任してくる。校長の神川恵美子(麻生祐未)の教育理念に魅かれて志望したという龍子だったが、子どもたちの教育を目の当たりにして何か違和感を覚える。

そんな時、恭子たちは神川校長から“大事なこと”を教えられる。

「あなたたちは生まれながらにして『使命』を持っているのです」―。

第5位 フラジャイル おすすめ!!



壮望会第一総合病院病理診断科の岸京一郎(長瀬智也)は一癖も二癖もある病理医。医師たちに煙たがられる厄介者だが、岸の判断に逆らえるものはいない。“強烈な変人だが極めて優秀”と評される男なのだ。
岸と同じ病院で働く新米の神経内科医、宮崎智尋(武井咲)は先輩医師の高坂英利(平岳大)に小言を言われる毎日。仕事の効率を優先する高坂に疑問を持つ宮崎だが、反論出来ない。そんな時、転倒して頭を打った女子高生、影山花梨(上白石萌歌)が入院。高坂はCTから脳出血の疑いを除外。腰痛を訴える花梨に、椎間板変性の可能性を伝える高坂だが、宮崎は納得出来ない。宮崎は詳しい検査が必要だと思っていた。
翌日、神経内科のカンファレンスが行われ、高坂は花梨の症状を報告。他の医師たちが高坂に同意する中、宮崎は自分の意見を言えずにいた。すると、スーツ姿の男が発言を求める。岸だ。岸は初期的な検査だけで病状を決めつける高坂の診断に猛反論。ついには、神経内科部長から椎間板変性確定のために花梨の腰のMRI検査を約束させた。

病理診断科に戻った岸が、検査技師の森井久志(野村周平)と仕事を始めようとすると宮崎が来た。花梨が椎間板変性ではないと疑っていた宮崎は、岸に直接患者を診てほしいと頼むが断られてしまう。さらに、宮崎は自分の疑いをカンファレンスで言えなかったことを岸に責められる。それでも食い下がる宮崎に、岸は花梨が転んだ理由を探るよう指示した。

第4位 ダメな私に恋してください おすすめ!!



柴田ミチコ(深田恭子)は30歳。勤めていた会社が半年前に倒産して無職。さらに彼氏だと思っていた男はミチコに貢がせているだけとわかり、貯金も底をついた…。
ある日、どん底のミチコは以前の会社のドS上司・黒沢(DEAN FUJIOKA)と偶然出会う。
罵倒され続けた日々を思い出して怯えるが、いろいろな感情が混ざり合い唐突に「肉が食べたい!」と叫んでしまう。見かねた黒沢はミチコの手を引き開店準備中の喫茶店「ひまわり」に向かう。黒沢はこの店のマスターとして新たな生活をスタートさせていたのだ。

黒沢はミチコのあまりにもひどい境遇を不憫に思い、ミチコをアルバイトとして雇うと宣言。ミチコは不本意ながらも収入源とまかない飯を手に入れた。
そんなひまわりに生花店を営む春子(ミムラ)が花の寄せ植えを抱えてやってきた。黒沢は何故か花にも詳しい。黒沢に苦手なものはあるのだろうか。
アルバイト初日、ミチコはチラシ配り中に最上(三浦翔平)というサラリーマンとすれ違う。最上はミチコが落としてしまったチラシをわざわざ拾い集めてくれた、イケメンで爽やかな好青年。私とは無縁、とミチコは心の中で別れを告げる。
数日後、ひまわりに黒沢の彼女・晶(野波麻帆)がやってきた。晶は黒沢が喫茶店のマスターになることに猛反対。このままなら別れると言い放ってひまわりを出て行く。その後ミチコは近所の公園で晶を見つけ、ヤケ酒につき合わされすっかり意気投合してしまう。

第3位 僕のヤバイ妻 おすすめ!!



望月幸平(伊藤英明)は、資産家令嬢の真理亜(木村佳乃)と結婚、真理亜の両親の遺産を元手に夢だったカフェをオープンし、誰もがうらやむ生活を送っていた。しかし実際は家庭に息苦しさを感じ、ビジネスパートナーで愛人の北里杏南(相武紗季)と真理亜の殺害を企てるほど、妻への愛情は冷めきっていた。

ある朝、幸平は真理亜にカフェを立て直すための追加融資を頼むが、真理亜は返事を保留。それを聞いた杏南は幸平に毒を渡し、真理亜殺害をそそのかす。意を決した幸平は“夫婦の思い出のワイン”に毒を混入し、帰宅。

しかし、「2億円用意しろ。警察に連絡したら妻を殺す」というメッセージを残し、妻は何者かに誘拐されていた――。


幸平の通報で、刑事の相馬誠一郎(佐藤隆太)と矢吹豊(浅香航大)がやって来る。すると翌朝、向かいに住む噂好きの鯨井有希(キムラ緑子)・和樹(高橋一生)夫婦の家のポストには、通報を知った犯人から「妻は死んだ」というメッセージと“血の付いた真理亜の爪”が。

自らの手を汚さず望みが叶った幸平は、一人ほくそ笑む。

相馬は夫婦間で金の貸し借りがあったことなどから、幸平に疑いの目を向ける。焦った幸平は元・義兄で興信所を経営する横路正道(宮迫博之)に相談。一方で、事件当夜に家の前で見かけた真理亜の後輩・緒方彰吾(眞島秀和)から、真理亜が幸平の浮気に気付いていたことを聞かされる。さらに、真理亜が幸平のために密かにレシピノートを作っていたことなどを知り、猛烈な罪の意識にさいなまれてく。

その矢先、車から血痕が検出され、幸平は重要参考人として連行されることに。身に覚えのない幸平が混乱していると、そこへ犯人から、真理亜が生きていることを知らせるDVDが届く。

今度こそ、何としても妻を助けたいと改心した幸平は、犯人の指示通り身代金を用意。世間の注目を集めるなか、警察の目を欺き、何とか受け渡しに成功する。

一方で、警察は幸平が毒を入れたワインの空き瓶を押収していた。毒物を抽出した疑いで、杏南も取り調べを受けることに。そして、真理亜の無事を知らせる便りも届かないまま、妻殺害の容疑をかけられた幸平は、失意のあまり自殺を図る。しかし、間一髪のところで相馬に助けられ、同時に、真理亜が無事発見されたと教えられる。幸平は喜びのあまり涙するが、救出され病院に搬送される真理亜の口元は、なぜかわずかに微笑んでいて……。


その頃、とあるバーに、大きなクーラーボックスが届く。男(佐々木蔵之介)が中を見ると、そこには2億円が。手紙には『しばらく預かってください。望月真理亜』と書かれていた――!

第2位 世界一難しい恋 おすすめ!!



美咲(波瑠)を抱きしめ、大満足の零治(大野智)。とはいえ、彼は美咲とキスも交わさず、一人で帰宅した。

その様子を知った舞子(小池栄子)は零治に、美咲の気持ちをきちんと確かめていないのではないかと指摘。「恋愛の頂上はもっと上にある」と釘をさすのだった。さらに、和田(北村一輝)が、零治を訪ねてきた。

彼は、結婚することになったので、今度オープンする零治のホテルで最初に式を挙げたいのだという。零治は和田への対抗心から、自分が新しいホテルで最初に結婚式をすることになっていると言って断る。しかし零治は、美咲にプロポーズもしていない段階。

舞子は零治に、結婚を前提とした美咲との同棲を勧める。零治は美咲に同棲を持ちかけるが、もっとゆっくり関係を深めたいという理由で断られてしまう。さらに美咲は、零治の家に立ち寄ることすら避けているようだった。

どうしたら彼女が来てくれるのかと思案する零治は、会社のジムに来ている幸蔵(小堺一機)と出くわし、家へ連れて帰ることに。それをメールで伝えると、彼女は幸蔵に挨拶したいと言って零治の家に駆け付ける。幸蔵がいれば美咲も家に来やすくなるに違いないと考えた零治は、幸蔵と一緒に暮らそうと思い立つが…。

第1位 99.9-刑事専門弁護士-  おすすめ!!



深山大翔 (松本潤) は、お金にならない刑事事件ばかりを引き受ける貧乏弁護士。ある日、何度も無罪を勝ち取っている実績を買われ、日本4大法律事務所の1つ、斑目法律事務所の所長・斑目春彦 (岸部一徳) からヘッドハンティングされる。
社会貢献の名目で新設された斑目法律事務所の刑事事件専門チームにパラリーガルの 明石達也 (片桐仁) とともに移籍した深山であったが、バディを組むはずの室長・佐田篤弘 (香川照之) は、大企業の顧問弁護士を務め巨額の利益をもたらしてきた民事のトッププレーヤー。斑目から1年後のマネージングパートナー昇格を条件に出され、渋々異動を了承したものの、金にならない刑事事件には全く興味がない様子だ。さらにチームのもう一人の弁護士である 立花彩乃 (榮倉奈々) も、斑目の命により、これまでの業務とは全く畑違いの刑事事件ルームに嫌々入ることになってしまった弁護士だった。

そんなチームのもとへ殺人事件の弁護依頼が舞い込む。依頼人の赤木義男は運送業の経営者で、流通業界の風雲児としてメディアを賑わせたネットショップ社長が殺害された事件の殺人容疑として逮捕されたが、本人は酒に酔っていて事件当日の記憶がなく、事件の関与を否定。無実を訴えている。しかし、検察庁の調べによると、指紋のついた凶器や防犯カメラの映像などの物的証拠に加え、容疑者の赤木は被害者から仕事の契約を一方的に打ち切られており動機も充分。まさに赤木が犯人である条件が揃っていた。
検察は有罪確実な案件しか起訴しないから日本の刑事事件は起訴されると 99.9% 有罪になる。検事出身の佐田は、容疑者に罪を認めさせ反省を示した上で情状酌量を探る道を探すのが弁護士の仕事だと深山に促す。だが、深山は 「肝心なのは調書より事実。99.9% 有罪が確定していても、0.1% に事実が隠されているかもしれない」 と諦めない。そして、事件の状況を丁寧に検証する深山の頭には、ある可能性が浮かんでくる。その可能性を探るためには、佐田の力が必要になるが…。
果たして、深山たちは事件の真相を明らかにすることができるのか?